北海道に着くも、初日は旭川、二日目は上富良野でサウナ三昧とどうでしょうの聖地赤平に立ち寄り、前日夜にようやく札幌入りした副代表。サポーターとしては、こちらが本編。ようやく試合日のお話に辿り着きました。
前日までに降り積もっていた雪も降雪は穏やかになり、明日は上々の試合日和になるだろう。とタカを括っていた我々は、「朝メシに市場行って、海鮮丼を食ってからいけばいいんじゃないですかね」と試合前に札幌市場外前商店街に立ち寄ることに。
しかし、北海道の本気を甘く見ていた我々に、ついに北海道は牙を剥いてきたのです。
「試される大地で試された柏サポ 第五夜」お楽しみください
で。
めっちゃ降ってるんですよね。
雪。
朝起きて、ホテルの外に出たら、めっちゃ吹雪いてるんですよね。
市場前商店街は地下鉄東西線の二十四軒駅から500mくらいだったので、歩けるだろう。
と思っていたのですが、まぁ風が強くて進まない。視界が悪くて方向感覚を失う。
舐めてると死にますね。冬の北海道。。
電車と徒歩で何とかたどり着いた商店街に海鮮丼を求めてきた副代表。
どこに入ろうか、魚介類の陳列棚を眺めながら、ウロウロしていると余白の使い方が上手な店の雰囲気を嗅ぎつけました。他の海鮮丼のお店とは立ち振る舞いが少し変わっているように思えたのです。
フレンチシェフがプロデュースしたというラーメン屋らしく、シンプルな麺を主役として、控えめに添える具材のバランスがとても印象よく、凍えた身体がこのラーメンを欲してしょうがありませんでした。
だって、しょうがないじゃん。身体が欲しいって言ってるんだもん。
普通のメニューでは、ムース状になった各種オイルと味噌が添えられているのですが、限定メニューの「黒トリュフと卵」を券売機からポチッ。フレンチがベースということで、鴨チャーシューもトッピング。
なるほどなるほど。これは。。。。
フレンチだっ!!フレンチブイヨンとラーメンが渾然一体となって、、、ダメだ!これ以上は表現ができない!!
トリュフの強い香りと奥行きのあるブイヨンスープ、麺の歯応えと甘みが舌全体に広がって溶け合っていく。。
至福だ。
なるべくゆっくり味わったつもりでも、平らげてしまった後には、一瞬に思える。そんな一品でした。ああ、でもやっぱり海鮮も食べておきたい。。。
とりあえず、隣にあった根室杉山水産の食堂の一番ちっこい丼ものを食して、、、、
嗚呼、、、これも美味い。。。花咲蟹か?これは。味がぷりぷりして、いくらもしっかりと弾力があり、ウニのまろやかさとマグロのしっかりした肉質。イチイチ美味しいな。おい。
近くにあった牧場直営のドーナッツ屋で、仲間にお土産を買って、いよいよプレドへ!!
北海道コンサドーレ札幌の本拠地「プレミストドーム」
市場前商店街からJR桑園駅へ大雪の中、汗をかきながらJR札幌駅へ。
外国人観光客が行き交う中、「これはコインロッカーは空いてないよなー」と思い、そのままドームへ直行。ドームのコインロッカーを使えばいいか!というか、そこしか空いていないだろう。と思ったので。
そして、たどり着いた札幌ドーム改め「ダイワハウス プレミストドーム」
なんと!晴れた!!
先ほどまで、風と雪で視界が遮られていたけど、やっぱり晴れると歩きやすい!
いざ!ドームの中へ!早く大きな荷物をロッカーへ預けたい!!
そして、この階段を上がる時の高揚感。
上がった先で開ける視界。たまりませんな!!
お互い、最終節にかける思いは強く、勝ち点への集中力がドンドン増してきました。この90分間への集中力は、サポーターならでは!
と、そこに
試合が開始される前に、小学生コンササポーターからメッセージを投げかけられました。トラメガ持った小学生くらいのサポーターがこちらに向かって
「柏サポーターの皆さん、こんにちは!最終節熱く戦いましょう。コンサドーレは残念ながら、J2降格が決まってしまいました!だけど、1年でJ1に戻ってきます!」
熱い想いを持った若きサポーターがいるから、コンサドーレは大丈夫だ!
またJ1で一緒に戦えるぞ!
さて、勝負はそんな気持ちとは裏腹に無情にも勝敗が決まってしまうものです。
細谷がゴールを決めるものの、VARで得点なしの判定。。。最終的に1-0で試合は終了。
同じパターンで再放送を見ているような感覚で私たちのシーズンを終了しました。
外に出るとまた吹雪いている。
風も昼間より強くなり、その背後に佇むドームの姿は我々柏サポからすると巨大な怪物。
ビグザムのような恐ろしい姿に見えました。
CONSADOLE しまくふ寮カレー
トボトボと重い足取りの帰り道の途中で、コンサドーレのショップがチラリと見えたなかに、コンサドーレパッケージのカレーを発見しました。第三夜で紹介したように、柏では「かしわカレー図鑑」という小冊子を作っているプロジェクトがあります。
私たち、アディショナルタイムズの紙面デザインも担当してもらっています。
この編集長に、遠征先のご当地カレーを紹介し、お土産で買っているのが通例になっていますので、もちろんこのコンサドーレカレーも買っていきました。うちの編集長と自分用も買って、仕事場でお弁当として食べてみましたが、とてもバランスが取れつつも、くどくなく、食べやすい仕上がりになっていました。具材も小さくなって、消化もしやすいレシピになっているのでしょう。そもそものコンセプトが寮に住む選手が試合の後に食べるための料理としているため、栄養と疲れている身体でも受け入れられやすい味に仕上げているのでしょうね。また、大豆などの存在がしっかり感じられて、あっさりとしながらも食べ応えのあるカレーでした。
なお、カレーに合わせたカレーは千葉県でも特A級の評定を受けている多古米🌾
強い味わいと香りのあるしっかりしたコメです。
さて、翌日のため小樽へ移動するのでした。
次回、最終夜「敗戦の心を癒す魂の一杯」
どうぞお楽しみに。