遠征記 ~ 試される大地で試された柏サポ ~ #6

前回:遠征記 ~ 試される大地で試された柏サポ ~ #5

最終夜「敗戦の心を癒す魂の一杯」

さて、最終節の敗戦もある程度覚悟を持って臨んだが、やはり心に厳しいものがあります。
どこかカラ元気で、足取りを早く次の場所へ向かうのでした。

最終夜を過ごす街として、札幌からおよそ40分ほどの小樽へ辿り着きました。
小樽は石原裕次郎が愛した街として知られており、小樽駅の1番ホームの端には石原裕次郎のパネルが飾られています。

また、地形的にも小樽はとても面白い形をしています。

人工的に作られた段々畑のような地形。
海運でその時代の発展を担った街は、今もその姿を残しています。
そのため、運河沿いに倉庫が立ち並び、現在では様々なお店もあり、全国チェーンのお店もその中に軒を連ねています。

奇跡の再会

その中でも、小樽ビールのビアホールに立ち寄ったのですが、ここではなんと第三夜の白銀荘で出会った留学生たちと再会しました。私が試合と移動の疲れを残しながら、ビールを飲んでいると、「あの〜、白銀荘でお会いした柏の方ですよね?」と後ろから声をかけられ、振り返ると彼らが立っていたのでした。私たちサポーターがユニを着て旅をすることで、全く知らない人に声をかけるよりも心理的ハードルが下がる、という現象がこの場所でも、しかもサポーターではない人たちで再現することになるとは思っていもいませんでした。これもスポーツ観戦の力と旅の魅力が重ね合わさった瞬間で涙が出そうになりました。束の間の再会の喜びを分かち合い、次の旅先への安全を互いに願い別れたのでした。

次の店でも再会が?!

そして、小樽に来たら余市町のニッカウヰスキー余市蒸溜所を頭に思い浮かべる人もいるでしょう。
ニッカの創業者竹鶴政孝氏の最愛の妻「リタ夫人」。その名前を冠したお店があることを知っていましたか?

実はここに昔、「千葉ブレンド」という千葉のナノハナのような華やかなイメージを味わいに閉じ込めたボトルがあったのですが、ここの店主がニッカウイスキー在勤時代に手に入れたものを出していました。幻となった故郷のボトルに、元気を分けてもらい、次の日の蒸溜所へ向かうのでした。

最終日

さて、最終日は通過儀礼のように余市蒸溜所へむかいます。

ただ、ここでちょっとした手違い、というか勘違いが。。。
中の見学は予約しないとできなくて、ショップとミュージアムは利用できるというのは知っていて
正門から入れるものだと思っていたのですが、裏側の通用門からしか入れないらしく、大回りをしてしましました。

ここ、注意点なので皆さんはいくときに気をつけてくださいね。

ミュージアムでは、有料試飲でニッカシングルカスク10年を飲むことができます。たしか、蒸溜所でしかのめないのでコレはここならではの体験ですね。

ちなみに、ウイスキーがわからない方へ説明すると、
一般的なウイスキーは、樽で熟成後に、いくつかの樽の原酒と水で混ぜてからボトルに詰め込みます。
(ちなみに、詰め込み工程と混ぜ具合を調整する施設が柏の工場にあります)
シングルカスクとは、樽を混ぜないでそのままの状態。つまり原酒、ということです。

さて、ミュージアムを巡っていると、柏工場のシニアチーフブレンダーとチーフブレンダーのインタビュー動画が流れていました。チーフブレンダーの尾崎さんは柏サポでして、仕事でアウェイ遠征に行けないから、引退したらアウェイも行ける!とおっしゃってました。

BARTIMESのニッカのチーフブレンダーの詳しいインタビューがありましたのでURLを載せておきます。

https://www.bar-times.com/contents/134887

大回りをしてしまい、予定時間を過ぎてしまったのですが、あまりにも空きっ腹にウイスキーだったので、ご飯を近くの「うに専門店世壱屋 余市実家店」というところで贅沢なお昼をいただいたのです。

帰ったら、運動頑張らなくちゃっっw

最後に試された柏サポ

さて、ご飯をいただいていたら、Xで柏サポが騒ぎ始めておりました。どうやら千歳行きの電車が止まり、空港に行けなくなっている様子。前日も飛行機が離陸できずに、一夜を過ごした柏サポがいるとのこと。どんだけ柏サポは遠征力を試されているのか。。。
高速バスやタクシーも捕まらず、案内所で相談したところ、「福住」からバスが出ている、とのこと。始発ですか?と聞いたところ、「始発です」。

よしキタコレだ!と思い、試合の翌日にもう一度、福住に到着。(あれ?!前回も忘れ物で、試合後にドームにいったような。。。。)
しかし、なかなかバスの列が進まない。。。どういうことだ?とバスステーションのスタッフに聞いてみると

「え?!ここは始発じゃないですよ。始発は札幌です。」

をぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

これでは、飛行機に間に合わない。
近くの人に「タクシー乗合いしてくれる人いませんか?」と声かけ。
すぐに手を上げてくれた3名の方。

一人はサラリーマン、もうひとりは昔、京都のユースにいた方、一人は昨日試合を見に行った札幌サポ。どうやら二人は柏ユニを着てたから、安心して申し出たみたいです。

なんとか余裕を持って、空港に到着!
サウナーとして最後の聖地、「新千歳空港温泉」を訪ね、別れのクラシック生をいただいてから、帰路に着くのでした。

去年に引き続き、小さなトラブルがあった遠征ですが、充実した遠征をすることができました。
また、札幌に遠征できたいです。